教室が持つ生徒数の限界とは
一般社団法人全国個人音楽教室生徒募集支援協会スカテナート理事長の大沢です。
このブログや、セミナーレターや無料メルマガでは、生徒募集が成功するためのノウハウを書き続けているわけですが、「生徒募集が成功する」と言っても、人それぞれ成功の意味が違ってきます。
生徒が30人増えたら成功!
毎年10人生徒募集できたら成功!
生徒数が減るのを止めたら成功!
基本的には「生徒を増やしたい!」という成功パターンを希望される先生が一番多いですし、事実、スカテナート自動生徒募集システムをご利用いただいている先生の多くは生徒数を伸ばしています。
しかし、その教室が抱えられる生徒数には限りがあります。もちろん、稼働日数も時間も限界があるので、稼働枠数を超えてまで生徒を集めることは不可能です。
ただ、教室が持つ限界とは別に「地域が持つ限界」というものもあります。
地域が持っている生徒募集のチカラ
それは、人口、音楽教室関心度など、極端なことを言うと人口100人であれば、100人以上の生徒は集まることがないのと一緒で、教室周辺の地域で音楽教室に通う人の数というものには限界があり、それを複数の音楽教室で取り合っているというのが地域が持つ限界に繋がります。
これは例えるなら、木に成るリンゴの数は決まっていて、それを複数の人たちで取り合いをしていることに似ています。
このリンゴの数は、毎年の気温や湿度、土壌の栄養状態によって変わりますので、リンゴの数が多いときもあれば少ないときもあります。
リンゴの木に手をかけたり肥料を撒いてあげないと実は成りませんし、最悪、りんごの木が死んでしまい、誰も実を手に入れることができなくなることもあります。
音楽教室の生徒募集もこれと一緒です。
地域に音楽教室の素晴らしさという肥料を上げて、地域の人々という木を育て、生徒募集という実を収穫します。
そして訪れる音楽教室の限界と対策
しかし、実の数にはいくら肥料を上げても、これ以上は増えないという限界がありますので、ある日、教室の生徒数が増えも減りもしなくなり、一定の生徒数から殆ど変わらなくなるときがあります。
これは、その教室の持つ生徒募集力と、地域の人口が飽和状態となり、それ以上は生徒数が増えなくなる現象です。
こうなると、よほど地域で再開発が進んで子供の数が増えるなどの大きな事が起きない限りは、生徒数が増える可能性は少なくなります。それどころか、近所に教室が新設されたり、少子高齢化で子供の人口が減るのであれば、一転して生徒が減少する方に傾く危険性もあり、生徒を増やすというより、現状を維持するために新たな動きをしていかなくてはなりません。
リンゴの数が決まっているので、リンゴの木が衰えて実の成る数が減ったり、リンゴを収穫する人が増えると何もしなければ収穫できるリンゴの数は減るのと一緒です。
生徒数が増減しなくなった教室がやること
さて、生徒数が増減しなくなった教室の多くは、マンネリ化していることが原因の一つにあります。
過去に作ったホームページは作った当時そのままで代わり映えもなく、体験レッスンの内容も、実際のレッスンの内容、発表会も長年、同じやり方を続けていて、生徒募集はできるけれど退会者数も同じくらいいて生徒数が変わらない。
生徒数の限界に来ているのに、それから何も新しいことをしていなければ、限界のまま生徒は増えませんし、むしろ、新しいライバルの出現や人口減に左右され、あるタイミングで生徒数が減少に転じていきます。
※この内容はワンコインセミナーレター67号「生徒数が増減しなくなった教室がやることとは?」の前半部分の抜粋となります。続きはセミナーレター67号で読むことができます。