ホームページを使ってモンスターペアレントやクレーマーが来なくなったピアノ教室
一般社団法人全国個人音楽教室生徒募集支援協会スカテナート(https://scatenato.biz/)理事長の大沢です。
当協会のスカテナート自動生徒募集システム(https://scatenato.biz/scatenato-system2/)をご利用の先生から最近よく言われることがあります。
「ホームページのおかげで、私のキャラクターに合った生徒さんが集まってくれるようになったみたいです」
「ホームページを見てくれて入会してくれた生徒さんのお母さんは、私と気が合う人ばかりです」
中にはこんな意見も
「ホームページを公開してから、クレーマーみたいな保護者が全く来なくなりました。」
ホームページには「自分と合った生徒さんを集める」という役割があります。
実はこの役割、音楽教室の世界だけではなく様々な習い事や、様々な業種でも同じことが言え、ホームページだけではなく、広告やチラシなどでも、できるだけその会社に合ったキャラクターを持つお客さんが集まるよう様々な工夫が凝らされています。
モンスターペアレントやクレーマーを排除した具体例
これは実際にあった、ある予備校の話です。
この予備校のテレビCMは、とにかくフザケているように見える内容で、一部の視聴者から「あんな馬鹿みたいなCMを流して生徒が集まるのか?」「見苦しい」「あんな予備校には通いたくない」とクレームが起きたことがあります。
ところが、この予備校はそんなクレームに負けないどころが、大きな新聞広告でクレームに対する回答を出しました。
「当校では、CMを見て馬鹿にするだけしかできない後ろ向きな生徒を集めないために、あえてフザケているように見えるCMにしています。
当校は予備校です。厳しい勉強と受験に打ち勝って志望大学に合格しなくてはならないという使命を学生とともに歩んでいかなくてはなりません。
しかし、厳しい世界に打ち勝つためには、後ろ向きな考えの学生に来てもらっては困ります。
あのCMを見て『面白そう』という風に前向きに考えられる人こそが、発想力や行動力を持っていて、受験に打ち勝つことができるのです。」
すいません。どこかで読んだ話なのですが、今探しても見つからなかったので、大体、こんな感じという内容を書いてあります。
この予備校の話は少々極端な例にも見えるかもしれませんが、言っていることはまさにその通りです。
広告宣伝をおこなう段階で、自社の考え方と合わないお客様だけではなく、批判ばかりのクレーマーを、ふるいにかけることで、自社の方向性にあったお客様を呼び込んでいるのです。
なぜピアノ教室にクレーマーやモンスターペアレントが集まってしまうか
理想の生徒を集めるためには、自分の想い描いているものを見て賛同してもらって入会してもらう必要があります。
つまり、ホームページは自分の世界を表現する分身です。
それを見ていただいて、この世界は私にも合っている!この先生となら上手くやっていける!と思っていただき、逆に、自分の世界に合わない、キャラクターに合わない人、批判的なクレーマーやモンスターペアレントはホームページを見てもらった段階から遠ざける役目を持たせる必要があります。
ただし、勘違いしていただきたくないのが、ただテクニックも無く作っただけのホームページでは、この役割を持たすことはできません。
なんのテクニックも無く、ただレッスン内容や先生のプロフィールを並べただけの無機質なホームページは個性や世界観が何も伝わってこないので、無造作に生徒を集めることとなり、その中にクレーマーやモンスターペアレントを含ませる結果になってしまいます。
実は、体験教室の前にホームページで先生の個性や世界観を知ってもらうということは非常に重要で、ホームページで教室の情報を知り、期待を膨らませてもらってから体験教室に来てもらい考えていた通りのレッスンができると入会はもちろんのこと、100%近い納得感で入会するので、以後の関係も良好さを保つことができやすくなります。
しかし、情報や個性、世界観が不足したまま体験教室に来てしまうと中途半端な納得感で「なんとなく」入会してしまい、実際にレッスンをしながら中途半端な納得感を埋めなくてはならないという先生にとって大きな手間が発生します。
この中途半端な納得感が埋まらないと、良好な関係を続けることが難しく、「こんなはずはなかった」「もっと楽しいと思っていた」という批判が募ってしまい、ある日突然、クレームや、レッスンを勝手に休んだり月謝が未納になったりと適当なことをされるきっかけとなってしまいます。
もちろん、クレームや約束を破る人というのは、元々、そういう性質を持っている人だからということもあります。しかし、そういう人たちを呼び込んでしまうのは、個性や世界観などの相手を納得させる情報を与えないまま入会を勧めてしまい、その後も納得させられないままレッスンだけを進めてしまった結果でもあります。
このように、ホームページは、きちんとした先生の個性や世界観などを伝えることができれば、来てほしくないお客様を遠ざけ、来て欲しい生徒に集まってもらうという仕組みを作ることもできます。
※この記事は、有料メルマガ「ワンコインセミナーレター No.62」からの抜粋内容です。セミナーレター会員は、更に具体的な「自分にピッタリな生徒に集まってもらうためのノウハウ」「来てほしくないお客様を遠ざける方法」についても配信されています。