コロナウイルスが与えた音楽教室の生徒募集への影響
一般社団法人全国個人音楽教室生徒募集支援協会スカテナート理事長の大沢です。
コロナウイルスへの対応。おそらく皆様の教室でも、レッスンの休講などの対応に追われ、私生活でも、落ち着かない日々を過ごされているのではないかと思います。
コロナウイルスの騒動が巻き起こる前までは、今年に入って早い段階から生徒募集が好調な教室も多く、今年の春は良い結果が出る教室も多いのでは、という予想でいたのですが、2月中旬からは、どこの教室も一転して大苦戦。春の生徒募集時期だというのに問い合わせが何も来なくなったと嘆きの声があちこちから聞こえてきています。
私のところにも、担当する先生から相談のメールが複数寄せられ、いつまでこの騒動が続くのか。レッスンを休みにしたので収入が。生徒募集だけじゃなく退会者まで出始めた。などといった、生徒募集以外にも悪いことが積み重なってきている状況になり、それに対し「何をしていいか分からない」という不安に襲われている先生が増えてきています。
コロナウイルスで差が出始める音楽教室の存在
「何をしたらいいか分からない」
お気持ちは非常によく分かります。
ある意味、コロナウイルスは自然災害です。
どうしても、やれることは非常に限られてしまいます。
しかし
「コロナウイルスの騒動は必ず終わります」
そして、この騒動が終わったときに
「何もしなかった音楽教室」と「これまでに何かを積み重ねてきた音楽教室」とでは明らかな差が生まれますし、それが教室同士の生徒数の差になっていくと思います。
それでは、「何かを積み重ねてきた」とは何かというと、皆さんの音楽教室が地域の人々に与えてきた認知度と信頼感です。そして、認知度と信頼感を積み重ねるための最良でスピード感があるツールが「ホームページ」です。
すでにホームページをお持ちの音楽教室やピアノ教室の皆さんは、お気づきの方もおられると思いますが、ホームページは24時間、休みなく地域の人たちに教室の魅力を伝え、地域に教室の存在を知ってもらい、信頼を与える仕事をしており、それはコロナウイルスで緊急事態宣言が出された今も、絶え間なく教室の信頼度を積み重ねています。
そして、こういった信頼を与えるホームページを持っている音楽教室やピアノ教室は、既に大きな積み重ねをしているということになります。
新しい音楽教室時代への進化の幕開け
今回のコロナウイルスの騒動ですが、自然が生んだ「ふるい分け」と「進化」の時代だと感じています。
会社は在宅でも仕事ができるテレワークができなければ自然淘汰されてしまうかのような流れですし、今後の社会でテレワークが増えていけば、人々に余暇が生まれ、音楽教室に良い風が吹くと思います。
そして、コロナウイルスで自宅待機を余儀なくされている人たちは、騒動終了後のことを考え、ネット上で興味のあるものをどんどん検索しています。それは音楽教室のホームページもそうです。どんな騒動でも前向きな人たちは、次の未来に向けて準備をしています。子供や自分が通いたいと思っている音楽教室のホームページを、じっくり調べる良い機会が今になっています。
どうしても「今」を思うとテレビや新聞、周りの人の話でネガティブに陥りがちになってしまいますが、コロナが終わった「未来」と「進化」を思えば、必ずまた元に戻ります。
むしろ、悪いことが起きた後というのは、力強く引っ張られた弓のように、勢いよく更に上に行くことがあります。
まだ、大変な時期は続くと思われますが、どうか、周囲のネガティブな雰囲気に巻き込まれないよう、地域への信頼をこの瞬間も積み重ね続けることを想像してみてください。
騒動は必ず終わります。終わった後のために、準備するのが今です。
頑張りましょう!私達は前向きな先生が地域の信頼を集めることを応援いたします!