♪無料メルマガ「生徒募集100のヒント」♪
1年間に100個のヒントがメールで届く!理事長のメルマガや講演などでの言葉を生徒募集のヒントとしてまとめた無料メールマガジン「生徒募集100のヒント」の登録はこちらです。
https://scatenato.biz/100mailmagazine/
紹介してくれる生徒さんを100円で済ます音楽教室
ピアノ教室だけではなく音楽教室全般に言えるのですが、皆さんは生徒さんがお友達を紹介してくれて、その方が入会されたとき、紹介してくれた生徒さんに何をしてあげてますでしょうか?
かつて、私が大手音楽教室のマネージャーだった時代、紹介キャンペーンが毎年の生徒募集時期になると打ち出され、生徒を紹介するとプレゼントが貰えるという内容でしたが、貰えるものが今なら100均で買えるような物ばかり。
せっかく生徒さんを紹介してくれているのに、こんな100均で変えるようなトートバッグ1つで御礼する方が失礼なのでは!?と思い、当時から私は「紹介で生徒を増やしたいのなら、紹介してくれた生徒さんには、もっと手厚くしてあげるべき!」と言っていたのですが、「経費の無駄」「手厚くしても効果は出ない」「生徒はみんな平等に扱うべき!」という他に、中には「音楽教室という世界で、生徒に手厚く御礼までして生徒を集めるということは、音楽に対して失礼である!」という素っ頓狂な意見まで言われました。
紹介が教室にもたらす莫大な利益
しかし、考えても見てください。
生徒さんが紹介してくれた人が入会したときに教室へもたらす莫大な利益のことを。
例えば、生徒さんが一人、友だちを連れてきてくれて、その人が入会してくれたとします。
月謝6,500円だとしたら、平均4年、ピアノ教室に通ってくれたとすると、4年間で紹介してくれた生徒さんは、30万円以上の収入をもたらしてくれることになります。
30万円ですよ?その御礼が100円程度の粗品・・・ちょっと失礼に思えませんでしょうか?
以前もピアノ教室を始めとする音楽教室は、広告や宣伝にお金を使わなさすぎるというお話をしましたが
確かに長年、生徒から信頼を集めている先生や、生徒募集マーケティングが上手くいっている教室ですと、何も言わなくても信頼関係から生徒を紹介してくれるケースが多くなります。しかし、一人紹介しただけで教室に30万円をもたらしてくれることに対して「ありがとう」だけで済ますのは、人によっては失礼に感じる人もいるでしょうし、計算ができる生徒さんでしたら「え?それだけ?」と口に言わずとも不満が募っていくと思います。しかも、中には2人、3人と複数の生徒さんを紹介してくれている人でしたら、下手をすれば教室に100万円以上の収入をもたらしてくれています。それを放置しておくのは、ピアノ教室として、音楽教室として、先生として、人としてどうかと私は思います。
紹介を手厚くしないと静かに生徒は減っていく
紹介してくれた生徒さんは手厚くしてあげるべきです。「手厚く」の内容はプレゼントがいいのか、お金がいいのか、形にはできない物がいいのか、それは先生の個性や方針もあるので、それぞれで良いと思いますが、紹介を「当然」と勘違いして何もしない教室は、いつか生徒が離れていきます。
紹介してくれたからといって、「特定の生徒だけ手厚くするわけにはいかない。生徒は平等に!」と思う先生もいると思いますが、平等にしすぎると、貢献度が高い生徒は馬鹿臭くなって辞めていきます。辞めるときは不満を口にせず、先生から見ると「どうして辞めたんだろう?順調だったはずなのに」という感じで静かに辞めていきます。これは、音楽教室だけではなく、人と人とが関わり合う世界ならどんな世界でもそうです。
生徒が増えるのも減るのも、こういった礼節の上に成り立っているということを忘れずに、紹介してくれた生徒さんの存在価値は非常に大きいということを認知してください。紹介が多いピアノ教室は、紹介してくれた生徒さんを手厚くして、利益に応じた還元をして、更に紹介を増やしている教室があります。