電話での問い合わせを受け付けない会社が増えている
最近、問い合わせはメールだけで電話での受付をしていない会社が増えてきています。
これは、メールやLINEなどのメッセンジャーが進化し、文字でのコミュニケーションがしやすくなり、時間効率も上がり仕事がスムーズに回るように進化したことと、文字コミュニケーションに比べると電話でのコミュニケーションは、かえって時間を割かれ、お互いが時間泥棒になってしまい、効率が悪い連絡手段であることが分かってきたからです。
スカテナートも、電話番号は公開していますが、基本的にお問い合わせはメールのみ。自動生徒募集をご利用いただいている会員様とのやり取りも、緊急時以外は全てメールでの対応にしています。
ほとんどの会員様は、文字でのコミュニケーションに賛同いただいてますし、電話は煩わしいからかえってメールのほうが楽、という会員様も多いのですが、中には「どうして電話では質問したい」「電話のほうが早い」「電話での対応がないなんて不親切」と思われる方もいらっしゃいますし、「質問があるので電話がほしい」とメールで要望される方もいらっしゃいます。
確かに文字でのやり取りが苦手で電話でのやり取りを重視される方の気持ちも分かるのですが、正直申し上げると、文字コミュニケーションができない音楽教室に未来は無い。と断言できるくらいな時代に突入しています。
電話で問い合わせする人は20%しかいない時代
スカテナートでは、ピアノ教室などの音楽教室の生徒募集で、問い合わせや体験教室の申込がどういった経路で来るのかを調べています。
申込方法ですが、メール、電話、SNSのDM、LINEといったように調査し、SNS、メール、LINEは文字コミュニケーションとして一括で捉えると、地域差はあるのですが、申込の80%はメールなどの文字コミュニケーションでの申込となっていて、電話は20%程度に留まっています。
実は、5年くらい前までは、電話とメールは、ほぼ半分半分くらいの割合だったのですが、ここ数年で電話をかけて問い合わせたり、体験教室に申し込んだりする人の率が一気に低下しています。
え?うちはほとんど電話での申込ですよ、という先生もいらっしゃるかもしれません。もちろん、この率は地域差があり、80%というのは一番大きい数値での例ですが、どの地域でも確実にメールなどの文字コミュニケーションでの申込が電話よりも多くなっています。ほとんど電話での申込・・・となっている教室の中には、ホームページやチラシなどで、メールでの問い合わせがしにくい雰囲気になっている教室もたくさんあるので、注意が必要です。
文字コミュニケーション力は生徒募集力
このような文字コミュニケーション文化が一気に広まっている中にも関わらず、今でも「メールは苦手なので電話で・・・」と、電話を重要視している先生は、今後、生徒募集で文字コミュニケーションを期待しているお客様を、ことごとく逃がす形になってしまいます。
もちろん、電話を軽んじなさいと言っているわけではありません。本当に心と温もりを籠められるのは人間の声が一番です。しかし、文字コミュニケーションが苦手だからという理由で電話を重視するのは、全くの別問題です。
こんな理由から、スカテナートでも電話でのやり取りを希望される先生がいらっしゃっても、文字コミュニケーションに慣れていただくために、メールでのやり取りのみとしています。電話でのやり取りしかできない先生は、どんなに協会が提供する生徒募集ツールを使っても生徒さんとのコミュニケーションが取れないので成功できません。尚の事、電話は強くお断りして、文字コミュニケーションを取っていただき、生徒募集力をつけていただいています。
連絡手段が多数ある音楽教室が生徒募集で成功する
これからの時代の生徒募集は、文字コミュニケーションが当たり前の時代です。
それはメールだけではなく、ブログを書いたり、twitterやfacebookなどのSNSを使ったり、問い合わせ方法にLINE@を利用したり、ありとあらゆる情報伝達手段と、文字での連絡方法を用意する必要があります。
もはや、電話は先生との連絡手段の中の小さな一つに過ぎません。
たくさんのコミュニケーション方法を使いこなしている音楽教室こそが、地域で1番の生徒募集力を持つことができます。