ピアノ教室のホームページを作って紹介が増える?
今年の春、当協会で提供しているスカテナート自動生徒募集システムをご利用いただいている教室は、生徒募集が好調な教室が多く、嬉しいお言葉のメールを頂くことが増えています。
そんな中、嬉しい感想メールの中で、何人かの先生から、ある共通した感想をいただいています。
それは「紹介が増えた」という内容です。
もちろん、ホームページを見て直接の問い合わせからの入会も増えたという言葉も多いのですが、新入会した生徒さんや今までいる生徒さんからも紹介が増えたという感想で、中にはホームページからの直接申込みよりも紹介のほうが多く、稼働がパンク寸前になったという嬉しい悲鳴も頂いています。
ただ、ピアノ教室がホームページを作ると紹介が増えるということは、有り得る話だと思います。
良いホームページは紹介が増えるカラクリ
ピアノ教室などの音楽教室のホームページの役割は、教室の存在や魅力を地域の人達に伝え、体験教室に申し込んでもらうという目的を持っていますが、ホームページを見て体験教室まですぐに申し込んでくるお客様というのは、入会の意識が高く、自分一人の判断で決定できる決断力を持っている人たちが殆どです。なので、良いホームページほど、教室の魅力が存分に伝えられ、入会前から期待を煽られていますから、体験教室に申し込んだ段階で入会もほとんど決めているケースが多いです。
ただ、ホームページを見に来てくれる人の大部分は、こういった高い意識と決断力を持った人ばかりではなく、「どうしようかな」「この教室良さそうだけど」「なんか決められない」という「なんとなく良いとは思うけど、体験教室に参加する勇気はまだない」という人がほとんどです。
しかし、こういった方々も、良いホームページだと、存分にその教室の魅力は伝わりますし、否が応でも習ったときの楽しさや期待感は持っているものです。
そういったお客様の周りに、もし、その教室に習っている生徒さんが友達としていたらどうなるでしょう?当然、実際に習ったらどんな感じなのか、あれこれと聞きたくなると思います。そして、聞かれた生徒さん側もその期待感を感じますから、紹介してあげようか?という流れになります。
これが、良いピアノ教室のホームページは紹介も増えるカラクリです。
紹介が多いピアノ教室は地域で長く愛される
ホームページの役割は、ホームページから体験教室の申込みを直接もらうためだけのもの、と勘違いしている先生も多いのですが、本当のホームページの意味は「地域の人達に自分の教室の魅力を発信し続けるためのもの」です。
ホームページを作ってすぐに生徒を集める!という考え方は間違いで、ホームページを公開してから地域に教室の魅力が伝わっていくのは、ゆっくりとしたものです。
確かにホームページを公開してすぐに意識が高いお客様が見て生徒が増えるケースもありますが、本当に大切なのは、紹介が増えるカラクリのように、徐々に「どうしようかな」と迷っているお客様に魅力や期待感が浸透して紹介が増えることです。
ホームページを作って、もし紹介が増えたならば、そのホームページは成功していると考えていいと思いますし、一時的なものではなく、そのピアノ教室は長きに渡って地域で活躍できる教室になれると思います。